土地見学・・・田舎暮しへの道

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土地見学。

温泉宿に宿泊した翌朝、宿のおかみさんは自らワゴン車を運転し、紹介したい土地の物件を案内してくれることに。

季節は冬。

数日前に降ったと思われる雪が残る田舎道を、おかみさんは男勝りなハンドルさばきで運転。

後から聞いたら、このあたりはあまり雪が降らないという理由で、車のタイヤはノーマルだったとか。それにしても、坂道がんがん飛ばしていました。

山奥の宿から車でおよそ１０分、やや集落の多いエリアが見えてきました。

車が止まったので、現地に到着か？と思ったら、そこで別の男性と引き合わされました。

どうやら、その男性が宿のおかみさんに土地の話を持ちかけたらしいのです。

（ややや？ちょっと怪しいではありませんか！）

この時点で、私の頭に中は「土地＝騙される」の図式が渦巻き、でもテレビでドラマを見ているかのように、現実感はなく、むしろ好奇心が沸き起こっていました。

今度はその男性を含め、再び車で移動。数分後に、いよいよ現地に到着となりました。

すると、おかみさんは、「じゃあ、私はこれで」とサクッと宿へと戻る様子。

（えっー！　置いてけぼり？）

どうやら私たちを男性に引き合わせるまでが、おかみさんの役割だったらしく、初対面の男性と、気まずく物件を見にいくことになってしまった。

しかし、乗りかかった舟。とにかく物件をくわしく見ることにしました。

今から思えば、なんと大胆（無謀？）な行動です。