イタリアの食品スーパー「イータリー」が東京・代官山にオープンしたとのニュース。

イータリーはトリノとミラノに店を持つ複合食品スーパーで、生産者と直接取引きした商品を扱い、安全・高品質なスローフードの普及を目指しているのだとか。

イータリーはイタリア国内で伝統的手法によって手工業的につくられる「スローフード」だけを扱うというのがウリ。そうして作られた約1200品目の食品（野菜、肉を除く）すべてを、イタリアから輸入しているそうです。

パスタだけでも約８０種類、オリーブ油が約３０種類、チーズはなんと１００種類。うーん、選べません・・・。

イータリーのもう一つの特徴は、店員による試食や解説の充実。産地を赤く塗ったイタリア地図や原料、生産者に関する説明をパネルで表示していること。

「よい原材料を使い、手をかけて作っているために、大量生産品より価格が２割ほど高い。そのことを理解してもらうには実際に味わったり、生産の背景を知ってもらうことが大切」と、イータリーは解説しています。

ビジネスの特徴である「生産者との直接取引き」は、”買い手がいる”という安心感によって、作り手が「安全で健康的な方法で生産を続けることができる」と歓迎されているとのこと。

先日の農家さんとの会話ではありませんが、誰でも「安全で健康的な方法で生産をしたい」という思いがあるわけでしょうから、何より「安全で健康的な方法で生産を続けることができる」という強みは、貴重です。
（参考：２００８年１０月１７日付　日経流通新聞）

　

　

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